











価格:165,000円(税込)
シルクスクリーン、リトグラフ、ジグレー、ピエゾグラフなど多様な版画作品を作っています。
作品の用紙選びから、刷り上がりまでを一貫して手掛けている工房です。
象徴的な「LOVE」を生み出したロバート・インディアナやアメリカ現代美術の巨匠ドナルド・サルタンなど、
多くのアーティストの作品制作を経験してきたNijel Barnsの指揮のもと、優れた摺り師たちが制作しています。
ミュシャ「黄道十二宮」
画寸: タテ 65.7 × ヨコ 48.2 cm
技法: カラーリトグラフ
制作年: 1896年
所蔵:堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)、ほか
もともとはシャンプノワ Champenois という印刷会社のカレンダーとして制作された図柄です。
タイトルにある黄道(こうどう)とは、地上から見た時の太陽の通り道のこと。
黄道を十二等分して、各部分に星座をあてはめたものが十二宮です。
女性の背景に描かれた、光輪をイメージさせる輪の中に12星座が組み込まれています。
また、昼と夜を象徴する太陽・月・星・ヒマワリ・ケシ、不滅のシンボルとされる月桂樹などが描かれ、
「時」をテーマにした作品です。
装飾的なデザインと随所にちりばめられているモチーフとの見事な調和もさることながら、
女性の冠や首飾りの部分の宝石が高貴でエレガントな印象を与え、
ミュシャの初期の作品でありながら、代表作として高く評価されています。
チェコ・イヴァンチッツェ生まれ。
1879年 ウイーンの舞台装置工房の助手をしながら素描の勉強をする
1884年 ミュンヘンの造形美術アカデミーに入学
1888年 パリに出て、美術学校に入学
1894年 当時の名女優サラ・ベルナールを描き一躍有名になる
1900年 パリ万博で、ボスニア・ヘルツェコビナ館の内装を手がけ銀賞受賞
1910年 スラヴ民族一千年の歴史を描く『スラヴ叙事詩』に取りかかる
1926年 20点の大連作『スラヴ叙事詩』完成
美しいかたちの本質をとらえ、独自の詩的ビジョンで描かれた女性像は華やかで官能的である。世紀末にアール・ヌーヴォーの華を咲かせ、「ミュシャ様式」ともいえるスタイルを確立した。