価格:0円(税込)
技法 | 水彩 |
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画寸 | タテ 31 × ヨコ 22 cm(F4号) |
額寸 | タテ 52.5 × ヨコ 41 cm |
サインなど | 自筆サイン有り |
状態 | 良 |
その他 | 額付き |
スペイン南部のカルモーナ Carmonaは、ローマ帝国時代にカルモ Carmoと呼ばれた重要な拠点であった。
そのカルモーナにあるこのアーチは、サン・フェリーペの小さなアーチ Arquillo de San Felipeと呼ばれるが、目の前にはキリストの十二使徒の一人である聖フェリーぺを祀ったサン・フェリーぺ教会がある。この周辺はカルモーナの旧市街の中でも最も古い地域で、ここには砦の木戸があったと思われる。
この坂を登って行くと旧市街の中心広場に出るが、今ではこの小さなアーチ以外は砦のなごりはなく、左手の民家はアンダルシア地方典型の造りである。
緑色に塗られた細い板で出来たすだれは夏のアンダルシア地方ではなくてはならないもので、これを下ろして日光をさえぎると室内は思いがけないくらい涼しくなる。又、この地方の典型的な出窓は、家によっては色とりどりの花の鉢を吊るして通りがかりの人々の目を楽しませてくれる。