スペイン南部セビリアから約30km、高台にあるカルモーナ(Carmona)は、フェニキア・カルタゴ・ローマほか数々の民族に支配され、軍事的にも重要な場所として古くから栄えた町として知られています。14世紀のカスティーリャ王ペドロ1世の居城(現在は国営ホテル、パラドール)をはじめ、歴史的建造物と遺跡は世界中の人々を魅了し、訪れる人が絶えません。アンダルシアの広野に浮かぶ町、カルモーナ。鮮やかに咲くひなげしのじゅうたんの向こうには、真っ青な空に映えるサン・ペドロ教会(Iglesia de San Pedro)が見えます。