価格:132,000円(税込)
ルノワールは、生涯を通して多くの花を描きました。本作は、格調高い東洋の染付花瓶に、豪華にして清楚なバラやアイリスなどの花がこぼれるほどに生けられ、陽の光を浴びて瑞々しく咲き誇っています。制作年は1866年、彼が25歳の時です。画家として初期の頃に描かれた作品で、モネやシスレーなど画学生の仲間と共に、新しい画法の開拓に夢を膨らませながら制作活動をしていた時でした。溢れんばかりに咲きほこる花からは、描くことに対するルノワールの純粋な喜びが伝わってきます。印象派の巨匠が青年期に描いた、珠玉の名品です。
原画所蔵美術館の正式許諾を受け、フランス印象派研究の第一人者・島田紀夫氏の監修のもと卓越した複製技術を駆使して再現
複製画の制作にあたり、原画を所蔵するハーヴァード大学付属フォッグ美術館(アメリカ合衆国)から正式な許諾を受け、美術館より提供された画像を使用しています。監修は、ルノワール作品の権威・島田紀夫氏に仰ぎました。
高精度の複製技術「彩美版©」を駆使し、鮮麗な色彩や、柔軟な筆致、描かれた花の美しさなど、作品の魅力をあますところなく再現しました。作品は豪華な金貼りによる特製額縁に収められ、格調高い仕様となっています。ルノワールが花の美しさをあますところなく表現した本作『春の花束』は、お部屋に飾ると室内を芸術の香気で満たし、日々の生活に潤いをもたらすことでしょう。ルノワールの傑作を、ご自宅で存分にご賞玩ください。
●原画を所蔵する、ハーヴァード大学付属フォッグ美術館(アメリカ合衆国)から正式な複製画制作の許諾を受け、美術館が保証する正式画像を使用しています。「ルノワール 没後100周年」を記念し、限定300部のみにて提供します。
●フランス印象派研究の第一人者、島田紀夫氏(美術史家/実践女子大学名誉教授)の監修を得て制作しました。また同氏による詳細な作品解説が添付されます。
●最新の複製技術「彩美版©」により、ルノワールの筆致を細部まで表現。シルクスクリーン手刷りを施し、色鮮やかで格調高い仕上がりが実現しています。
●額は熟練した職人技術によるハンドメイド仕上げ、安心の国内生産です。金箔仕上げの高級感あふれる特注額が、より一層ルノワールの世界観を引き立てます。
ルノワール「春の花束」
画寸:タテ 104.8 × ヨコ 80.3 cm
制作年:1866年
所蔵:ハーヴァード大学付属フォッグ美術館
アメリカ・マサチューセッツ州ケンブリッジ市にある、ハーヴァード大学に付属する3つの美術館のひとつ。所属するヨーロッパ、イスラム、アジア、および日本の美術品は世界でも有数の内容を誇り、コレクションの範囲は多岐に及びます。2014年に6年間の改装工事を経て、3つの美術館(フォッグ美術館、ブッシュ・ライジンガー美術館、アーサー・M・サックラー美術館)がひとつの建物に収められ、展示スペースは4割以上拡大し、収蔵作品は25万点以上になりました。
《春の花束》が描かれた1866年にも、ルノワールはフォンテーヌブローの森の南端にあるマルロットという村に滞在していた。この村にはコローの弟子のジュール・ル・クールがいた。彼は最初は建築家を志していたが画家に転向する。裕福な家庭の出身だったル・クールは貧しいルノワールを経済的に援助した。ルノワールの最初の気に入りのモデルになるリーズ・トレオは、マルロットのル・クール家の家政婦クレマンス・トレオの妹だった。ルノワールはリーズをモデルにした初期の人物画の秀作を残している。
この静物画はル・クールの注文で制作されたから、ル・クール家の邸宅を飾っていたのかもしれない。青い色調の図柄が施された大きな花瓶は画面中央に位置する。花瓶の中にはバラやアイリスなどの春の花々が生きいきと描かれている。画面左下から右上方に重ねられた白い花々が、大理石の台の上に置かれた左下の一輪の白い花房によってバランスがとられている。ルーブル美術館にあるオランダ派の花の絵やクールベの作品などから学びとった、堅実な描写方法を示している。のちに華麗に展開していくルノワールの画風の起源のひとつを垣間見ることができるだろう。(付属解説書より抜粋)
画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。本作制作においては、原画を所蔵するフォッグ美術館から正式認可を受け、提供された画像データを使用しています。彩美版©の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには手刷りによるシルクスクリーンを加えて、ルノワールの豊かな色彩や筆使い、原画の持つ鼓動までをも表現しています。
美術史家 実践女子大学名誉教授
山梨県出身。東北大学大学院文学研究科修士課程(美術史専攻)修了。石橋財団ブリヂストン美術館学芸課長を経て実践女子大学教授。2000~2006年山梨県立美術館館長を兼任。2006~2014年石橋財団ブリヂストン美術館館長。専門は19~20世紀フランス美術。
1841年、フランス・リモージュに生まれる。13歳で磁器工場の絵付け職人見習いとなり、早くから色彩感覚と装飾的な表現を身につけた。1862年(21歳)にはエコール・デ・ボーザール(国立美術学校)に入学し、モネやシスレーらと交流を深めながら本格的に画家の道を歩み始める。
1874年の第1回印象派展から参加した中心的画家のひとりであり、光と色彩を重視した表現を特徴とする。セーヌ川沿いの行楽地を題材に、水面に反射する光や自然の中で憩う人々の幸福な時間をやさしい色彩で描き出した。
その後、サロン(官展)でも成功を収め、肖像画家としての確固たる地位を確立。代表作《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》に見られるように、やわらかな光に包まれた人物描写と、あたたかく豊かな色彩表現で、女性像や家族、日常の幸福な情景を多く描いた。印象派の中でもとりわけ「人間の美」と「生きる喜び」を生涯にわたって追求し続けた画家である。
晩年は重いリウマチを患いながらも、南仏カーニュ=シュル=メールにアトリエを構え、麻痺した手に筆をくくりつけてまで制作を続け、生涯にわたり絵画への情熱を失うことはなかった。悲しみや暗さを描かず、絵画を「楽しく、美しく、愛らしいもの」と定義した彼の芸術哲学は、近代美術において独自の輝きを放ち、幸福感に満ちたその作品群の人気はいまなお揺らぐことがない。
オルセー美術館(パリ)、オランジュリー美術館(パリ)、ロンドン・ナショナル・ギャラリー、フィリップス・コレクション(ワシントンD.C.)、国立西洋美術館(東京)など。







