価格:154,000円(税込)
スイスの経済の中心都市チューリヒは、中世のたたずまいを残す歴史ある街です。そのチューリヒに「印象派の殿堂」と呼ばれる、実業家E.G.ビュールレ・コレクションを展示するビュールレ美術館があります。
E.G.ビュールレ・コレクションは印象派を中心に約200点を誇り、ルノワール「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢」、ゴッホ「種をまく人」など誰もがいちどは目にしたことがあるような、巨匠の名画がそろっています。その所蔵作品の質の高さからチューリヒの至宝とも呼ばれています。2018年には日本各地でこのE.G.ビュールレ・コレクションの展覧会が開催され大変な話題になりました。
本作品、クロード・モネ「睡蓮の池、緑の反映」も、E.G.ビュールレ・コレクションの展覧会の話題作として注目を集めました。横4メートルを超えるこの大作は、その時に初めてスイス国外に貸し出されました。これだけの名品を初めて見た観覧者はその大きさと美しさに、まさしく圧倒されたのでした。
スイスのE.G.ビュールレ・コレクション財団から正式な画像提供を受け、日本で初めて、複製画制作の許諾を得て制作いたしました。その証としてE.G.ビュールレ・コレクション財団館長ルーカス・グルーア氏のサイン入り証明書が商品額裏に貼付されています。本作品は、限定300部のみの特別な販売になります。
モネ「睡蓮の池、緑の反映」
画寸:タテ 200 × ヨコ 425 cm
制作年:1920-1926年
所蔵:E.G.ビュールレ・コレクション財団(スイス・チューリヒ)
画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。本作の制作においては、E.G.ビュールレ・コレクション財団より正式に提供された画像を使用し、彩美版©の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには一枚一枚職人の手刷りによるシルクスクリーンを施し、「睡蓮の池、緑の反映」に表された豊かな色彩や、作家の筆使いといった絵の鼓動までもが表現されています。
共同印刷株式会社が独自に開発したセキュリティーシールを証明書に貼付しています。スマートフォンなどでフラッシュをたいて撮影すると、作品が共同印刷(KP)の発行する真正な複製画であることが判定できます。
「睡蓮」を主題にした作品は、知られているだけでも計300点以上に及び、画家が生涯に手掛けた作品数のおよそ7分の1を占める。その数は年を追って増え、1895年以降(50歳代)にはほぼ半数が、妻アリスが逝去する1911年(70歳代)から第一次大戦後の1920年代(80歳代)になるとほぼ全作品が睡蓮の題材に収斂(しゅうれん)していった。
スイス、チューリヒの世界的なコレクションに所蔵されるこの作品は、そうした睡蓮の連作の中でも、最晩年に制作された一連の大作のひとつである。(付属解説書より抜粋)
美術史家、三菱一号館美術館館長
東京都出身、1953年生まれ。パリ・オルセー美術館会館準備室に勤務を経て、国立西洋美術館学芸課長。現在、三菱一号館美術館館長。専門はフランス近代美術。主な企画展覧会に「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール - 光と闇の世界」(2005年)、「コロー光と追憶の変奏曲」(2008年)、「マネとモダン・パリ」(2010年)。2010年フランス芸術文化勲章シュヴァリエ受賞。
1840年、フランス・パリに生まれる。青年期をル・アーヴルの港町で過ごす。16歳で画家の道を歩み始め、1870年(30歳)、普仏戦争を避けて滞在していたロンドンでターナーやコンスタブルの作品に触れ、外光がもたらす明るい色彩表現に開眼した。写実的で堅苦しいサロン(官展)芸術が主流だった当時のフランス絵画界において、その旧態依然とした体制と決別。ピサロ、ルノワール、シスレーらの仲間とともに、1874年に自由な感性で新たなグループ展を開催した。「印象派」という名称は、この展覧会(後に第1回印象派展と呼ばれる)に出品された作品《印象・日の出》に由来している。
時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した。1880年代(40代)後半から晩年にかけては、一つのテーマを様々な天候や季節のもとで描く「連作」へと表現を深めていく。特に、ジヴェルニーの自宅の庭に造られた池を描いた《睡蓮》の連作は300点以上制作され、光と色彩の探求におけるモネの芸術の集大成となった。
輪郭線をなくし、自然の光のきらめきをキャンバスに表現したモネの技法は、近代絵画の扉を大きく開いた。とくに、晩年の《睡蓮》に見られる画面構成は、後の抽象表現主義など20世紀美術にも多大な影響を与えている。移ろいゆく自然の一瞬の美しさを永遠に留めたその作品群は世界中で愛されており、印象派を代表する画家としてゆるぎない国際的評価を得ている。
オルセー美術館(パリ)、オランジュリー美術館(パリ)、マルモッタン・モネ美術館(パリ)、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、国立西洋美術館(東京)など。






