鋭い描線と明るい色彩が印象的な、ビュッフェの花の油彩
具象画の天才ベルナール・ビュッフェによる油絵です。黒の描線で鋭く大胆に描かれるビュッフェらしさを備えながら、こちらは人気の高い花のモチーフで、明るい色づかいも魅力。ビュッフェ作品を親しみやすく楽しめる、おすすめの作品です。
作品仕様
- 技法
- 油彩
- 画寸(約)
- 10号
- サインなど
- 作家直筆サインあり
- 状態
- 良
- その他
- 額付き、モーリス・ガルニエによる証明書付
ベルナール・ビュッフェ (Bernard Buffet) 1928-1999
20歳での衝撃的デビューと「黒い描線」
1928年、フランス・パリに生まれる。パリ国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)に学び、1948年、弱冠20歳にしてパリ画壇の権威ある「クリティック賞(批評家賞)」を受賞。抽象絵画が全盛の時代にあって、針金のような鋭く力強い「黒い描線(エクリチュール)」で対象を描くそのスタイルは衝撃を与え、戦後の具象絵画を代表する存在として注目を集め、若くして時代のスター画家となった。
「ミゼラビリスム」とその人気
無機質な背景、鋭角的なフォルム、そしてどこか哀愁を帯びた作風。その画面には、戦後の不安や孤独を反映した虚無感が漂い、「ミゼラビリスム(悲惨主義)」として国内外で高い支持を得た。1952年以降は、毎年2月にテーマを定めた新作個展を開催するという驚異的な創作活動を展開。ピエロ、都市風景、花など生涯を通じて色調やテーマは様々に変化したが、常に独自の画風を展開し続け、戦後フランス美術を語るうえで欠かせない存在として位置づけられている。
日本との深い絆と世界唯一の美術館
ビュッフェは日本と極めて縁の深い画家としても知られる。その人気は高く、1973年(45歳)、静岡県長泉町(駿河平)に、世界初となる「ベルナール・ビュッフェ美術館」が開設された。作家本人の存命中に個人美術館が設立されることは極めて異例であり、日本人がいかに彼の芸術を愛し、その精神性に共鳴したかを物語っている。
主な作品収蔵先
ベルナール・ビュッフェ美術館(静岡)、パリ市立近代美術館、ポンピドゥー・センター(パリ)、ヴァチカン美術館、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など。









