移転につき実店舗(ギャラリー)をしばらくお休みさせていただいております。 ネットでのご注文はお受けしています。引き続き新型コロナウイルスの感染防止対策に取り組み、お客さまのご健康を最優先に考えて、外商・訪問販売させていただきます。絵画展の企画・開催のご依頼、またその他お問い合わせは info@nihonbookart.com までご連絡ください。ご不便をおかけしておりますが何卒よろしくお願い申し上げます。

画廊のオヤジ

ヨゲンノトリ を所蔵している山梨県立博物館で ニュースに登場




となりの家のお姉さんが、駆け寄ってきました。
「太田さん、ニュース見たよ。映ってたじゃん」



新型コロナのためにお休みしていた、山梨県内の文化施設が再開したというニュースです。


今話題の「ヨゲンノトリ」を所蔵している山梨県立博物館がとりあげられました。
(「ヨゲンノトリ」については後述します)




その日たまたま博物館へお伺いした私が、なんとニュースに映ってしまったのです。
いやぁ、はずかしい。


↓↓

山梨県立博物館が再開しました。ニュースに映る日本ぶっくあーと太田唯男。




山梨県立博物館が再開しました。ニュース内でコメントしている日本ぶっくあーと太田唯男。




実は、仕事の所用も兼ねて訪れたのです(だから胸元に名札を付けています)。


用事がすんだら展示を拝見するつもりで楽しみにしていたものの、まさかですよねぇ…




駐車場に着くと、ものものしい雰囲気だったんですよ。
事情を知らないため、「事件でもあったのかな、入れないのかな」と心配になって、うちの見習いに電話したほどです。



「博物館さんは今日が再オープン初日ですよ。規制とか検温とかでいつもと違う雰囲気なんじゃないんですかぁ」

のんきな見習いに言われて「ああ、そうなんだ」と思ってノコノコ行くとカメラが…



毎日新聞の記者さん、テレビ局のスタッフさんにお話しすることになってしまいました。まったく心の準備がないのですから、そりゃぁあわてましたね。




テレビではその日の夕方のニュースで放送されたようです。
翌日おとなりさんから聞いて知り、インターネットで確認しました。



テレビ山梨(YBS)さんと山梨放送(UTY)さんでした。
ドキドキしていたので、何を話したかも覚えていませんでした。



●山梨放送さんの「YBS ワイド ニュース
県立博物館、文学館、考古博物館などが開館
2020.05.22 18:51

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、休館が続いていた県立の文化施設が開館した。
来館者からは「コロナを一瞬でも忘れられる」と歓迎の声があがった。

※放映された映像は今は見られません



●テレビ山梨さんの「UTY ニュース
来場者を検温 入場制限も 山梨県立博物館 3か月ぶりに再開
2020.05.22 19:00

※YouTubeで限定公開





うちの見習いがゲラゲラ笑いながら、
「事前準備なしであれだけ話せれば、100点満点」
「YBSさんとUTYさんと、それぞれに違うコメントを述べられたのは、1万点」と言ったので良しとします。



でも、博物館での予期せぬ出来事に動揺してしまい、「ヨゲンノトリ」特設コーナーをうっかり写真に撮ってこなかったことが悔やまれます。


「ヨゲンノトリ」が描かれている書物『暴寫病流行(ぼうしゃびょうりゅうこう)日記』は、8月17日(月)まで公開されているので、チャンスを逃さずまた行くつもりです。



2020.06.05.

日本ぶっくあーと
太田唯男



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【追記】「ヨゲンノトリ」と「安政のコレラ」について

江戸時代後期の安政5(1858)年のことです。長崎を発端としたコレラが全国で猛威をふるいました。


甲府でその病が広がり始めるころ、いまの山梨市の役人・喜左衛門がたまたま甲府に滞在していて、市中での感染拡大の状況を『暴瀉病流行日記(ぼうしゃびょうりゅうこうにっき)』に記録しました。 
※暴瀉病=コレラ)


犠牲者が増え続ける中、喜左衛門が耳にして『日記』に残したのが、「ヨゲンノトリ」のお話です。頭がふたつあり、疫病の大流行を予言してこう告げたと記されています。


「我らの姿を朝夕に仰ぎ、信心するものは必ずその難を逃れることができるであろう」



このときのコレラは「安政のコレラ」として知られています。江戸での犠牲者は3~4万人と伝えらていて、その中には浮世絵界のスーパースター、初代・広重も含まれています。



幕末期から明治という大転換期における政治や医療を描いた、手塚治虫先生の長編マンガ『陽だまりの樹』にも「安政のコレラ」の話が登場します(第34章「コロリ参上」)。あっというまにバタバタと亡くなっていく人々、混乱する人々の様子に、疫病の恐ろしさが表現されています。



手塚治虫『陽だまりの樹』第6巻






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ヨゲンノトリ 山梨県立博物館 所蔵
「ヨゲンノトリ」、『暴寫病流行日記』部分
山梨県立博物館所蔵


山梨県立博物館
山梨県笛吹市御坂町成田1501-1


■開館時間
・午前9時から午後5時 (入館は午後4時30分まで)


■休館日
・火曜日 (火曜日が祝日の場合は開館し、翌日の水曜日が休館となります)
・祝日の翌日 (土曜日が祝日の場合、翌日の日曜日は開館します)
・12月29日~1月1日(年始は1月2日から開館します)
そのほか、臨時開館・臨時休館の場合もあります。

■入館料
・一般520円 
・大学生220円

●20名以上の団体、 一般840円 大学生420円
●山梨県内ホテル・旅館宿泊者割引料金、 一般840円 大学生420円

※以下の方は常設展・企画展の観覧料が無料です
 ・小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の児童・生徒、
 ・山梨県内在住65歳以上(免許証・健康保険証など持参)

※以下の方は常設展の観覧料が無料です
 ・県外在住65歳以上(免許証・健康保険証など持参)
 ・障害者手帳をご持参の方はご本人と介護をされる方









南アルプス市立美術館の【山梨の日本酒展】




南アルプス市立美術館の【山梨の日本酒展】を見ました。
入館すると、ふんわりと日本酒の香りが。
「なぜ美術館で日本酒の展覧会???」と思いながら展示室へ。



なるほど。アートです。

今展の副題【酒とアート 神聖なる協演】のとおり、
蔵元さん秘蔵の掛け軸・書・器などの名品がずらり。




与謝野晶子(1878-1942)さんの作品に感激。

《法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵》
萬屋醸造店さんの銘酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」の由来となった詩です。
とくに興味深く、食い入るように拝見してしまいました。



つい先日、誕生日に「春鶯囀」(限定酒)をプレゼントしてもらって飲んだばかりでしたから。
↓↓


山梨の銘酒「春鶯囀」(限定酒)  新酒しぼりたて、元日に発売される限定酒です






貴重な美術品もさることながら、めったに見られない仕込みの道具の展示もされていて素晴らしかったです。



私は山梨の日本酒が大好きでよく飲みます。
蔵元さんにも足を運びます。



身近に思っているものにも、知らないことがたくさんあります。


拝見した美術品や得た知識で、点がつながって線になり、線が面に広がり、面が立体に変化したような気分です。


新たな世界が開けて、わくわくしました。




自分が飲むときも、これからはもっと楽しくなります。

差し上げるときにも、飲んだことがない方にご説明するときも、いっそう力が入るに違いありません。

【山梨の日本酒展】のおかげで世界がぐっと深まりました。









南アルプス市立美術館の猫展





南アルプス市立美術館に来ている猫たちに会いにいきました。







浮世絵から現代アート、主役からちょい役と、いろいろな作品に登場しています。




可愛らしい雰囲気から化けた姿まで、その多様性も猫アートの魅力ですよね。



展示の中には、ダ・ヴィンチ「モナ・リザ」の腕に抱っこされた猫の作品がありました。

「うわぁ、よく思いついたな、そうだよそうだよ、すごいすごい」
と感心してしまいました。

(「日光の『眠り猫』を抱くモナ・リザ」中右英児・創案/亀本すみれ・アシスタント, 2016年作)




犬も馬も牛も、動物は何でも好きな私ですが、今飼っているのは猫です。3匹います。自宅付近で生まれて、縁あって保護した猫たちです。



せっかく猫を飼っているのに、芸術作品を創れないのがくやしいです。


猫の兄弟
なかよし兄弟のトミーとニコです



2019.11.08.



日本ぶっくあーと
太田唯男










またまた里親さん探し




こんにちは。

アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。

 


またまたネコが家にやってきました。



メスの子ネコ 里親さん募集中



7月頃に生まれたと思われます。たぶん2匹とも女の子です 。
里親さんを探しています。



飼ってあげたいのはやまやまですが、私の家にはすでに3匹います。



ふくちゃん9歳(元ノラ猫)、


三毛猫のふくちゃん




それから昨年保護して、そのまま面倒をみることになった、なかよし兄弟のオス猫・トミーとニコラウス(通称ニコちゃん)。



トニーとニコラウス 兄弟ネコ




そして、ほかにもまだ2匹保護しています…


これで何匹目かな、ネコを保護するのは…



集まるところには集まるものなんですよね。
人も、ネコも。




2017.10.06
アートギャルリー日本ぶっくあーと  太田唯男





取り付け: 山梨PET画像診断クリニック様(甲府脳神経外科病院付属)




こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。

私は絵の取り付けもします。



山梨PET画像診断クリニック


これは先日行った作業の様子です。



甲府脳神経外科PETセンター樣(がん検診センター)が、
山梨大学医学部南に「山梨PET画像診断クリニック」として新設オープンされますため、
絵画のお引越しやお取り付けを担当させていただきました。




上の写真に写っている絵は、30年以上も前にお納めした一枚です。


作品を大切にしてくださっていることや、
弊社を長年ご愛顧くださっていることに心から感謝しながら、
作業させていただきました。




今回は、大小あわせて20点ほど。
老骨にムチを打ちながらのお仕事ではありましたが、楽しかったなぁ~。



2017.04.27.

アートギャルリー日本ぶっくあーと
太田唯男



甲府脳神経外科 PETセンター 移転オープン 山梨PET画像診断クリニック

(2017年4月22日付 山梨日日新聞掲載広告の切り抜きです)

お金を洗う







こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。



うちの見習い17年目は、硬貨を洗います。
せっけんを使ってバシャバシャとしたあと水ですすぎ、
クロスで一枚一枚拭くようです。


そして磨き上げた後は満足そうに年号順に整列させています。





お金を洗うと言えば、鎌倉には「銭洗弁天」さんがありますね。
境内の洞窟に湧く「銭洗水」で、ザルにいれたお札や硬貨をお浄めできる神社です。

金運アップのご利益があると人気の場所で、私も何度もお参りに行ったことがあります。



うちのお店で洗ったお金にご利益があるかどうかは分かりませんが、
きれいになった硬貨は見ていて気持ちが良いですよ。



お客様におつりでお渡しする時は、このピカピカのお金が
家族やお友だち(つまりお金のこと)をたくさん呼び込んで
お客様のお財布がにぎやかになればいいなと思っています。



以前、画家の平林美奈子先生にお渡しした時
「うわぁ、全部ぴっかぴか、すご~い!すご~い!」と大喜びされていました。
お分かりになる方はお分かりになられるんですね。




2017.02.01

アートギャルリー日本ぶっくあーと
太田唯男






年賀状







こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。



弊社の年賀状、全ての宛名を手書きしています。
筆ペンまたは毛筆(つまり筆と墨汁)で、です。



印刷屋さんなり筆耕さんなりにお願いすれば済む時代。
要領が悪いかもしれません。



大幅に曲がったり間違えてしまったり、慣れない筆に悪戦苦闘します。
通信面にもひとこと添えますから、一朝一夕には終わりません。
準備期間を十二分に設け、数百枚を手分けして毎日コツコツと。



「よほどヒマな店なんだな」
「その時間を金を生む仕事に使えばいいのに」
「徒労でしょ」



こんな風に思われても仕方がないです。
でも、これまで何十年もつづけてきてしまいました。



上手くありませんが、
敬いと感謝の気持ちを込めて、大切なお名前をゆっくりと書きます。



みなさんのことを頭に思い浮かべて、 ご多幸を願いつつメッセージを添えます。




諸事情から賀状をお送りできない方々のほうが多いのが悔しいです。
ご縁があったこと、支えていただいたこと、本当本当に感謝しています。

みなさん、今年もありがとうございました。




2016.12.25.


アートギャルリー日本ぶっくあーと
太田唯男


収穫の秋







こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。



庭のカキの木から、豊かな恵みです。
今年は大収穫。でも実は全部渋柿なんです。



ホームセンターで苗を買ったのも私、植えたのも私、
それなのに渋柿だったなんて全然知らなかったんですよ。



でも大丈夫。干し柿を作るのです。
ひもで縛りやすいように、収穫する時には枝の切り方にもこだわりました。



ひとつひとつ皮をむくのには大苦戦。
機械があればいいのですが、全て手作業です。
慣れないので、一個につき5分近くかかります。



干し柿生産者さんたちのご苦労はいかばかりか...
美味しいものを作るのには手間がかかりますね。




そして我が家では他にも収穫が...


こねこのトミー


9月半ばにノラの仔猫を捕獲しました。
オスです。生後約2ヵ月。
名前がないと不便なので『トミー』と呼んでいます。


この子をつかまえて1週間後に、白黒の仔猫も捕獲しました。


仔猫。名前はニコちゃんです。


オスです。『ニコちゃん』と呼んでいます。


ニコちゃんを捕獲して3~4日後、さらに2匹を保護しました。
この子たちは、次の日に神奈川に住む長男に託しました。
運良くすぐに里親さんが見つかりました。



トミーとニコちゃんはまだ私の家にいます。
先日どうぶつ病院へ連れて行って健康診断を受けてきました。



先住猫『ふくちゃん』(メス・8歳)とチビ猫たちのお世話、
それに大量の柿の皮むきに大忙しの秋です。




2016.10.21.

アートギャルリー日本ぶっくあーと

太田唯男




平林美奈子舞踊研究所主催 『眠れる森の美女』全幕



こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。


弊社ギャラリーでご紹介している平林美奈子先生の作品を
9月3日(土) にコラニ―文化ホール・大ホール入口前のロビーに展示します。



平林美奈子 山梨 コラニ―文化ホール
(画像:展示風景 9/2撮影)



当初は一部作品のみの予定でしたが、
私が会場を下見して設置スペースを確認しましたところ、
たくさん飾れることが分かりました。
というわけで、全22点をギャラリーから持ち出してお披露目します。


この日のメインは美奈子先生の舞踊研究所主催の
『眠りの森の美女』全幕公演です。


ロビー展示ではありますが、バレエに絵画が加わることで、
よりいっそう贅沢な空間となるでしょう。



ご出演、ご来場されるお子様方をはじめ
一人でも多くのみなさまのお心が
芸術を通じて豊かになること、
それが美奈子先生が一番に願われていることです。


『多くの人にバレエ芸術の世界に触れていただきたい』という理由から、
公演の入場料も無料です。



そのような素晴らしいお考えのもと、
この舞台芸術を作り上げるために集結した多くの方々にちゃっかり混じって、
私もロビー展示を頑張りたいと思います 。




2016.09.01



アートギャルリー日本ぶっくあーと

代表・太田唯男





平林美奈子 舞踊研究所主催 眠れる森の美女 バレエ 全幕公演


平林美奈子舞踊研究所主催バレエ公演

眠れる森の美女(全幕)
The Sleeping Beauty




ゲスト (敬称略)


マイレン・トレウバエフ Maylen TLEUBAEV
(新国立劇場バレエ団登録プリンシパル)

西川 貴子 NISHIKAWA Takako
( 新国立劇場バレエ研修所主任講師補 )

大前 光一 OHMAE Kohichi

金刺 わたる KANEZASHI Wataru

池田 武志 (新国立劇場バレエ団)

林田 翔平 (新国立劇場バレエ団)

宇賀 大将 (新国立劇場バレエ団)

小野寺 雄 (新国立劇場バレエ団)



2016年9月3日(土)
開場 13:30
開演 14:00

コラニ―文化ホール(大ホール)

入場無料(全自由席)



平林美奈子舞踊研究所 HP

https://www13.plala.or.jp/minako-ballet/






※平林美奈子先生の作品はコラニ―文化ホールへ出張展示するため
9月3日とその前後(9月2日~4日) は ギャラリー日本ぶっくあーとでご覧いただくことができません。
ご了承ください。

平林美奈子 作品一覧
平林美奈子 作品一覧

平林美奈子先生







こんにちは。
アートギャルリー日本ぶっくあーと 代表・太田唯男です。



写真の美女は平林美奈子先生。

ご多忙のところ来店され、ご売約いただいていた作品の額裏に、
サインとメッセージを書いてくださったところです。
(撮影日:6月21日、撮影:見習いのmayumi)



描く絵もそうですが、文字やことばも美奈子先生の分魂です。
力強さ、温かさ、優しさが伝わってきます。


きっと買ってくださったお客様をイメージしながら、一生懸命考えてくださったのでしょう。



想う心は、離れていてもつながるものです。


この額裏のメッセージを書き終えた時、お客様と美奈子先生との心を結ぶ、強い線が見えたような気がしました。





2016.08.02.

アートギャルリー日本ぶっくあーと

代表・太田唯男





平林美奈子 作品一覧
平林美奈子 作品一覧




2016年9月3日(土)、山梨県甲府市コラニ―文化ホールで
平林美奈子舞踊研究所主催のバレエ公演が開催されます。

この機会に平林先生の絵画作品をご覧いただけるよう一部作品を
大ホールロビーで展示します(入場にはバレエ公演のチケットが必要です)。

詳細は ↓


平林美奈子 舞踊研究所 バレエ公演 眠れる森の美女 コラニ―文化ホール(山梨県民文化ホール)


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