ルイ・イカール (Louis Icart) 1888~1950
南仏トゥールーズ生まれ
銀行家の長男として生まれ、高等商業学校では金融などを学んでいたが、
ヴィクトル・ユーゴーの戯曲の影響を受けて演劇に興味をもち、1905年でパリにでる。
生活のために働いた絵葉書工房で、絵画や版画制作技術を取得。
1908年に雑誌「演劇批評」の表紙デザインを手がけ、これを機にブティックなどのカタログ用イラストや
帽子やドレスなどのデザインをするようになる。
1920年代にニューヨークに暮らし、優美な女性を描くアールデコの銅版画としてアメリカでも大成功を収める。
その人気はエッチングやアクアチントなどの銅版画作品がヨーロッパ版とアメリカ版が作られたほどだった。
1927年レジオン・ドヌール勲章を受章。
18世紀のロココ美術やルネサンス期の古典絵画を反映させた、
繊細かつモダンな画風で、華やかで優美な女性を魅惑的に描いた。
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