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美術品まめ知識

ジクレとは

ジクレとは版画技法の一種で、最新のコンピュータ技術を駆使して作られるハイテクな高画質印刷による版画です。


従来の版画、例えばリトグラフや木版などのように版は使いません。また、シルクスクリーン版画で用いられるようなスクリーンも使いません。キャンバスや版画用紙に、インクがダイレクトに吹き付けられ高精細な画面が再現されます。ちなみにジクレの語源であるgicleeはフランス語でインクのふきつけを意味しています。


ジクレ専用のインクジェットプリンタからは耐光性に優れた高性能の顔料インク噴射されます。これは驚くほど微細なインクの粒子で、使われる機械にもよりますが、粒子の直径は最小で約15ミクロン。人間の赤血球ぐらいの大きさとのことです。


毎秒約4百万以上のミクロ粒子が噴きつけられて、実に7万色以上もの微細な色彩表現が可能とされます。ですから、原画に忠実な表現、つまり筆遣いや微妙な色彩の変化などを逃すことなく正確に再現することができるのです。

実際、この最新ハイテク版画技術は、現在では最も原画に近い版画の制作方法であると知られていて、また、美術品市場で認知されているという点からも、優れた技法であるということがお分かりいただけると思います。


仕上がりは通常、表面が乾燥した感じです。しかしその上からさらにシルクスクリーンで透明のニスをかけたり、その他の特殊加工を施すことで質感が変わります。

また、ジクレ技法で同じ原画作品の版画をつくったとしても、様々な要因で作品の仕上がりには格段の差がでてしまいます。


一例:
 ● 原画データの精細さ
 ● ジクレ用インクジェットプリンタの種類
 ● 顔料インクの種類
 ● インクを噴きつけるメディウム(土台となるもの・油彩用キャンバス、紙など)、
 ● 併用する技法       など




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