ピエ
ール・ドートルロー(Pierre
DOUTRELEAU) 1938~
南仏
アルル生まれ
1956年にアル
ルで初の展覧会開催。
以来、1964年
ギャラリー・ド・パリを皮切りに、ダラ
ス、ジュネーブ、ヨハネスブルグ、ニュ
ーヨーク、
シカゴ、リオデジャネイ
ロ、サンパウロ、マドリッド、ミュンヘ
ンほか、
世界各地で意欲的に個展を
続けている。
1968年アメリカ滞在中
に“動き”と“スピード”に注目し、以
降、作品の中の表現に努める。
作風
は、ムーブマンによる視覚の変形をもと
にした表現手法による“動”と“静”
点は線に、線は面になり、そして色
は変化する…。
この完全主義者であ
る作家の作品は、リトグラフの場合、
ムーブマンの表現テクニックと20色
以上の色彩の刷り重ねで、作品全体に素
晴らしい調和を生み出している。