【2026年 干支・午(うま)年 】 運気を乗せて、軽やかに駆け抜ける。
海辺を駆けるサラブレッド。本作の舞台は、フランス北西部の英仏海峡に面した町、ドービル(Deauville)です。
その美しい景観はノルマンディー海岸の女王と称えられ、シャネルも愛したヴァカンス地として知られています。
カジノや多くの高級ホテルが立ち並ぶエレガントなリゾート地で、海のすぐそばには華やかな夏競馬で知られる「ドーヴィル競馬場」があり、競走馬たちが長い砂浜へと降り立ち調教される様子も日常の光景として親しまれています。
「動き」と「スピード」の巨匠による珠玉のパステル画
波打ち際を颯爽と駆け抜けるサラブレッドの、筋肉の躍動としなやかな美しさ。ノルマンディー特有の湿り気を帯びた海風の中、水音を立てて疾走する一瞬が見事に捉えられています。馬の脚やたてがみ、騎手の姿はあえて輪郭線が曖昧に描かれており、その素早い筆致(ストローク)からは、潮風を切るスピード感や、馬の荒い息遣いまでもがリアルに伝わってくるようです。
溶け合うように広がる空と雲。潮が引いたばかりのしっとりと濡れた砂浜。点在する水たまりは鏡のように風景を映し、画面に彩りを添えています。グレーとブルーのやわらかなトーンが織りなす静寂を破るかのように、駆け抜ける馬とジョッキーたちの色彩がアクセントとして輝いています。
画家が紙面に直接想いを込めた、一点物の直筆パステル画です。
「動き」と「スピード」を追求し続けてきたフランス現代美術の巨匠ドートルローの卓越した感性。パステルならではのやわらかな色彩と粉の質感が息づく原画の魅力を、ぜひお手元でご堪能ください。
額のマット部分にパステルの粉が付着しているため、特別価格にてご提供させていただきます。作品自体に問題はありません。
作品仕様
| 技法 | パステル |
|---|---|
| 画寸 | タテ 22× ヨコ 29 cm(F3号相当) |
| 額寸 | タテ 52 × ヨコ 59.5 cm |
| サインなど | 画面右下に作家直筆サイン |
| 限定 | 1部(肉筆原画) |
| 状態 | 良 |
| その他 | 額付き、額のマット部分にパステル粉の付着あり |
ピエール・ドートルロー (Pierre DOUTRELEAU) 1938~
南仏アルル生まれ。
13歳で絵筆をとり、1956年にわずか18歳の若さでアルルで初の展覧会を開催。早熟の天才としてのキャリアをスタートさせる。
特定の師を持たず、ピカソなど巨匠の助言を受けながら独自のスタイルを確立。
1964年にギャラリー・ド・パリを皮切りに、ダラス、ジュネーブ、ヨハネスブルグ、ニューヨーク、シカゴ、リオデジャネイロ、サンパウロ、マドリッド、ミュンヘンほか、世界各地で意欲的に個展を続ける。
1968年アメリカ滞在中に“動き(ムーブメント)”と“スピード”に注目し、以降、作品の中の表現に努める。
作風は、視覚の変形をもとにした表現手法による“動”と“静”。点は線に、線は面になり、そして色は変化する…。
この完全主義者である作家の作品は、リトグラフの場合、ムーブメント表現のテクニックと20色以上におよぶ色彩の重ね刷りを駆使し、作品全体に緻密で調和のとれた色彩効果が生み出されている。
ドートルロー画伯 来日時の写真










