画廊のオヤジ
南アルプス市立美術館の【山梨の日本酒展】
南アルプス市立美術館の【山梨の日本酒展】を見ました。
入館すると、ふんわりと日本酒の香りが。
入館すると、ふんわりと日本酒の香りが。
「なぜ美術館で日本酒の展覧会???」と思いながら展示室へ。
なるほど。アートです。
今展の副題【酒とアート 神聖なる協演】のとおり、
蔵元さん秘蔵の掛け軸・書・器などの名品がずらり。
与謝野晶子(1878-1942)さんの作品に感激。
《法隆寺など行く如し 甲斐の御酒 春鶯囀のかもさるゝ蔵》
萬屋醸造店さんの銘酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」の由来となった詩です。
とくに興味深く、食い入るように拝見してしまいました。
とくに興味深く、食い入るように拝見してしまいました。
つい先日、誕生日に「春鶯囀」(限定酒)をプレゼントしてもらって飲んだばかりでしたから。
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貴重な美術品もさることながら、めったに見られない仕込みの道具の展示もされていて素晴らしかったです。
私は山梨の日本酒が大好きでよく飲みます。
蔵元さんにも足を運びます。
身近に思っているものにも、知らないことがたくさんあります。
拝見した美術品や得た知識で、点がつながって線になり、線が面に広がり、面が立体に変化したような気分です。
新たな世界が開けて、わくわくしました。
自分が飲むときも、これからはもっと楽しくなります。
差し上げるときにも、飲んだことがない方にご説明するときも、いっそう力が入るに違いありません。
【山梨の日本酒展】のおかげで世界がぐっと深まりました。
2020.01.16.
日本ぶっくあーと
太田唯男