アメデオ・モディリアーニ《青い服の少女》 希少リトグラフ
1918年に描かれた《青い服の少女》(油彩・個人蔵)をもとに制作されたリトグラフです。モディリアーニ研究の権威、マルク・レステリーニ氏監修のもと、パリの歴史あるムルロー工房(現イデム・パリ)で制作されました。20版20色を用いて、モディリアーニの複雑な色彩とマチエールを再現し、制作者レイモン・レオ氏の直筆サインが入った、史上初めて刊行された作品です。
作品仕様
- 技法
- リトグラフ
- 画寸
- タテ 64 × ヨコ 40 cm
- 額寸
- タテ 95 × ヨコ 70 cm
- サインなど
- モディリアーニの刷り込みサイン、制作者のレイモン・レオの直筆サイン
- 状態
- 良
- 限定
- 200部
- 版数
- 20版20色
- 用紙
- BFKリーヴ紙(フランス製)
- 監修
- マルク・レステリーニ(モディリアーニ権威、カタログ・レゾネ著者)
- 製版
- レイモン・レオ
- 版画工房
- イデム・パリ(旧ムルロー工房)
- その他
- 専用額付き
- 原画制作年
- 1918年
- 原画所蔵
- 個人蔵
アメデオ・モディリアーニ (Amedeo Modigliani) 1884-1920
生い立ちとパリへの移住
1884年、イタリアのトスカーナ地方リヴォルノで裕福なユダヤ系の家庭に生まれる。フィレンツェやヴェネツィアの美術学校でルネサンスの古典を学んだ後、1906年(22歳)でパリへ移住。モンマルトルやモンパルナスを拠点に、ピカソやユトリロら当時の前衛芸術家たちと深い交流を持ち、「エコール・ド・パリ(パリ派)」の中心的な存在となっていった。
彫刻から絵画への展開と独自スタイルの確立
当初は彫刻家を志し、コンスタンティン・ブランクーシとの出会いやアフリカの原始美術から強いインスピレーションを受けていた。その影響は後に絵画へと見事に昇華され、極端に引き伸ばされた首や輪郭、アーモンド形の「瞳のない目」といった、美術史において唯一無二のスタイルを確立することとなった。モディリアーニの肖像画は、単なる写実ではなく、モデルの内面的な哀愁や優雅さが、洗練された曲線美によって描き出されている。
その様式は、《ジャンヌ・エビュテルヌの肖像》や《横たわる裸婦》といった代表作において最も成熟した形で示され、20世紀肖像画を語るうえで欠かすことのできない象徴的作品群として位置づけられている。
美術史における確固たる評価
生前は病と貧困に苦しみ、1920年に結核性脳膜炎により35歳の若さで夭逝。しかし没後、その独創的で詩情あふれる芸術性は瞬く間に世界的な再評価を受けた。
余分なものを削ぎ落としたモディリアーニの洗練されたフォルムと、どこかメランコリックで静謐な色彩は、現代空間においても強い存在感を放つ。伝統的な絵画から近代美術へと移り変わる時代の狭間で「人間の魂」を追い求めたその作品は、20世紀肖像画の到達点の一つとして国際的に高い評価を受け続けている。
主な作品収蔵先
ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、ポンピドゥー・センター、テート・モダン、東京国立近代美術館など。









