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池田満寿夫「恩地孝四郎へのオマージュ」1975(S.50)年作 メゾチント 直筆サイン入り

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恩地孝四郎への敬意を込めた一作

1975年(昭和50年)制作の、池田満寿夫によるオリジナル銅版画(メゾチント)です。

タイトルにある恩地孝四郎(1891-1955)は、創作版画の先駆者のひとりであり、日本の抽象美術の創始者としても知られています。

作品仕様

技法
メゾチント(銅版画)
画寸
タテ 15 × ヨコ 10.8 cm
額寸
タテ 42.3 × ヨコ 34 cm
サインなど
作家直筆サインあり
限定
55部
制作年
1975年(昭和50年)、レゾネNo.612
その他
額付き

池田満寿夫「恩地孝四郎へのオマージュ」1975(S.50)年作 メゾチント 直筆サイン入り

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池田満寿夫 (Masuo Ikeda) 1934-1997

生い立ちと国際的評価

1934年、旧満州・奉天(現瀋陽)に生まれる。1945年に両親の故郷である長野市へ移住し、1951年(17歳)に第1回全日本学生油絵コンクールでアトリエ賞を受賞して早くからその才能が注目された。

1960年代に入ると銅版画家として頭角を現し、東京国際版画ビエンナーレ展で受賞を重ねる。1964年(30歳)にはニューヨーク近代美術館(MoMA)が版画24点を買い上げ、翌1965年には同館で日本人画家として初となる個展を開催した。さらに1966年(32歳)、ヴェネツィア・ビエンナーレ国際版画大賞を受賞し、世界的な評価を確立した。

芥川賞受賞とマルチな才能の開花

1977年(43歳)には小説『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞。美術と文学の両分野で高い評価を受けた希有な存在である。さらに、彫刻・陶芸・脚本・写真などでも活躍し、マルチな才能をいかんなく発揮した。

多様な領域に活動を広げながらも、その核心には一貫して表現への探究心があった。戦後日本美術において、国際舞台で確固たる評価を得た版画家として重要な位置を占めている。

版画家としての作風と表現世界

緻密な線描と大胆な構図が特徴。女性像を中心とする作品群には、エロス・幻想・象徴が交錯し、内面的な物語性を帯びている。

ピカソをはじめとする尊敬する多くの西洋作家から刺激を受けつつも、日本的感性を背景に、ジャンルにとらわれない自由奔放で変幻自在な作品を制作。戦後の日本版画を代表する存在として、国内外の主要美術館に作品が収蔵されている。

主な作品収蔵先

ニューヨーク近代美術館(MoMA)、京都国立近代美術館(世界最大級の版画コレクションを収蔵)、東京国立近代美術館、国立国際美術館、東京都現代美術館、長野県立美術館、パラミタミュージアム、シカゴ美術館、アルベルティーナ美術館(ウィーン)など。

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