抽象的描かれた歴史ある街
重厚な絵肌が印象的な作品です。近くで見ると、何が描かれているのか分かりにくいかもしれません。
少し離れて眺めると、スペインの世界遺産・トレドの風景が浮かび上がってきます。
作品仕様
- 技法
- 油彩 F6号
- 画寸
- タテ 41 × ヨコ 32 cm
- 額寸
- タテ 47.8 × ヨコ 56.5 cm
- サインなど
- 直筆サインあり
- 限定
- 1部(肉筆原画)
- 状態
- 良
- その他
- 額付き
友成晴雄 (Haruo Tomonari) 1940-
経歴
1940年(昭和15年)、大阪府守口市に生まれる。1972年に現代美術家集団の会員に推挙され、画壇でのキャリアを本格的にスタートさせる。1978年からは隔年でヨーロッパへのスケッチ旅行を敢行し、現地の歴史ある街並みや空気を肌で吸収しながら、独自の油彩表現を深く追求していった。
サロン・ドートンヌ入選と国際的な活躍
1973年に現代美術家集団展で京都府知事賞を受賞して頭角を現し、その後は光風会などでも活躍。1980年代には「現代の裸婦展」に招待出品されるなど、確かなデッサン力が高く評価された。1990年にはニューヨークでの日本美術文化展へ招待出品され、同年のフランスを代表する公募展「サロン・ドートンヌ」でも入選を果たすなど、国際的にも実績を残している。
力強くリズミカルな「厚塗り」
友成晴雄の作風の最大の魅力は、絵の具を丹念に幾重にも重ねた「厚塗り」による、圧倒的な質量感と重厚な筆致である。スペインのトレドといった哀愁漂うヨーロッパの街並みの風景画では、近づくと抽象的に見えるほど大胆でありながら、絵の具の「物質感」そのもので街の空気感を表現している。









