鮮やかな緑に映える白くて小さな花、アサール(azahar)。スペイン語ではオレンジやレモンの花をこう呼びます。その香りの素晴らしさは、香水に使われるほど!爽やかで芳しい作品です。
作品仕様
技法 | カートンにミクストメディア(オイルパステル・油彩・アクリル) |
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画寸 | タテ 17.9 × ヨコ 14 cm (F0号) |
額寸 | タテ 32 × ヨコ 27 cm |
サインなど | 自筆サイン有り |
状態 | 良 |
その他 | 額付き |
作者・大矢邦昭画伯からのコメント
アサール
マドリードより南西に200kmの所にある友人の別荘は、北側のグレード山脈に守られているせいか冬の寒さがこたえず、特異な気候環境によってレモンやオレンジ等がたわわに生育している。冬の厳しい寒さの為に、それらが生育しないマドリードの我家とは大違いだ。初夏近くになると、それらの木々が小さな白い花を沢山咲かせ甘い香りを放ち、いつもそれを満喫する境遇に恵まれている。
良く映画の結婚式の場面で、ジューン・ブライドの新郎新婦が胸に小さな白い花を付けているのを見かけるが、それがこれらの花でスペインではレモンやオレンジ等の花をアサールと呼ぶ。その清楚で可憐な小さな花は、これからの人生をスタートする人達には確かに似合いそうだ。その花の大きさは控え目ながらも、爽やかな甘い香りを漂わせ、決して小さな存在とは感じさせない。
又、ちょっと濃い目の深緑色の葉とは、コントラストによって一段と際立って見える。
運命に導かれてスペインへ...
30年以上暮らしても“スペインの魅力は尽きない”と語る画家・大矢邦昭。現在はマドリードを拠点に制作活動を展開し、スペイン・フランス・日本・米国及びベルギーで精力的に作品発表しています。
花の輝き、土の匂い、建物の力強さ...長年暮らし続けた画家だからこそできる表現。スペインの色彩と風をぜひ貴方のお手元でお愉しみ下さい!!
雑誌掲載記事
ポアディージャ・デル・モンテ(マドリード)の村長アントニオ・ゴンサーレス・テロール氏も大矢画伯を高く評価しています

大矢 邦昭 (おおや くにあき)プロフィール
1951年 山梨県甲府市生まれ
甲府南高、千葉工大(電子工学)、マラガ大(スペイン語)に学ぶ。
20歳頃から独学で油彩画を始め、1980年に美術的造詣を更に深める為にスペイン・マラガへ。
翌年セビリアに移住。画家・評論家・歴史家・実業家等からなるグループ 「アルチ・アカデミア」 と交友が始まる。
1982年よりマドリードに暮らす。1994-96年 シルクロ・デ・ベジャス・アルテス(マドリード)でデッサンを研究。
1996-2000年 コンプルテンセ大学(マドリード)銅版画教授マヌエル・アイジョン氏に銅版画技術を習う。
1998年 ローマ法王に謁見・作品を献上、バチカン美術館に収蔵される。
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