潮風と波音を感じさせる、開放感あふれる風景画
青空に浮かぶ雲の流れ、寄せる波の力強い音、吹き抜ける潮風を感じられる作品です。
原画はシカゴ美術館に所蔵されています。
作品仕様
- 【技法】 ピエゾグラフ
- 【限定】 350部+EA(PP)50部
- 【画寸】 タテ 44 × ヨコ 54.5 cm
- 【額寸】 タテ 72 × ヨコ 82.5 cm
- 【制作】 2021年、Studio Art Flag (アメリカ・ロサンゼルス)
- 【サイン】 画面右下に摺師(すりし)直筆サイン
- 【その他】 画面左下に版元の品質検査委員会エンボス、中央に版元のエンボス、 額裏に版元による証明書貼付
Studio Art Flagとは
アメリカ・ロサンゼルスの版画制作スタジオです
シルクスクリーン、リトグラフ、ジグレー、ピエゾグラフなど多様な版画作品を作っています。作品の用紙選びから、刷り上がりまでを一貫して手掛けている工房です。
象徴的な「LOVE」を生み出したロバート・インディアナやアメリカ現代美術の巨匠ドナルド・サルタンなど、多くのアーティストの作品制作を経験してきたNijel Barnsの指揮のもと、優れた摺り師たちが制作しています。
原画について
モネ 「プールヴィルの断崖の上の散歩」
画寸: タテ 66.5 × ヨコ 82.3 cm
技法: カンバスに油彩
制作年: 1882年
所蔵:シカゴ美術館(アメリカ)
原画についてのまめ知識
プールヴィルはパリから200kmほど離れた海沿いの町。
フランス北部ノルマンディー地方にあり、イギリス海峡に面しています。切り立った白い断崖が続く海岸が有名です。
新しいテーマのためにモネは、1880年代にノルマンディーなどを訪れるようになりました。プールヴィルに滞在したのは1882(明治15)年です。この地の美しい自然に魅了され、多くの作品を残しました。『プールヴィルの断崖の上の散歩』はその中の代表的な一枚です。
クロード・モネ 1840~1926
1840年フランスパリ生まれ。16歳で画家になり、31歳のときにターナーやコンスタブルの影響を受け、外光の明るい色彩に挑む。写実的古典的で堅苦しいサロン芸術が主流だった当時のフランス絵画界において、その旧態依然としたサロンと決別。ピサロ、ルノワール、シスレーなどの仲間とともに、1874年に自由な感性で新たな芸術グループ展を私的に開催。 「印象派」 の名はこの展覧会(後に第1回印象派展と呼ばれる)に出品した作品 「印象・日の出」 に由来している。
時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化、瞬間の印象を描く技法を確立。ジヴェルニーの庭を拠点に創作を続け、1880年終わりから晩年にかけては、一つのテーマを様々な天候や季節のもとで描く“連作”が中心になり、 「睡蓮」 は300点以上制作された。