1127メートルの高地にそびえたつ城壁に囲まれた美しい要塞都市アビラ。この作品で描かれているのはアビラ城壁を背にして立つダビラの宮殿です。13世紀~16世紀に建てられたゴシック様式の貴族の館です。
作品仕様
技法 | カートンにミクストメディア(オイルパステル・油彩) |
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画寸 | タテ 30 × ヨコ 15 cm |
額寸 | タテ 50 × ヨコ 25 cm |
サインなど | 自筆サイン有り |
状態 | 良 |
その他 | 額付き |
作者・大矢邦昭画伯からのコメント
ブーゲンビリアのラッパ
中世の城壁に囲まれたアビラの街の内側には、その城壁を背に密着した家々が連なる。この建物はダビラの宮殿 (Placio de los Dávila) と呼ばれるが要塞の機能も持ち、銃眼を備えた胸壁や石落としの出し狭間が見える。
やはり貴族の館らしく、アーチ型の入口には紋章の立派なレリーフがあり歴史を充分感じさせる。しかも、関心ある者には都合良く前が広場になっていて、そこにあるベンチに座ってのんびりとこの眺めを楽しむことが出来る。
紋章の左右に侍るラッパを手にした騎兵は、どことなくおっとりしていてのどかな感じである。その時どこからか声が聞こえて来た。天上からの様で「ラッパを鳴らせ!」と言っている。そして更に「ブーゲンビリアのラッパを鳴らせ!」と命令が下った。
運命に導かれてスペインへ...
30年以上暮らしても“スペインの魅力は尽きない”と語る画家・大矢邦昭。現在はマドリードを拠点に制作活動を展開し、スペイン・フランス・日本・米国及びベルギーで精力的に作品発表しています。
花の輝き、土の匂い、建物の力強さ...長年暮らし続けた画家だからこそできる表現。スペインの色彩と風をぜひ貴方のお手元でお愉しみ下さい!!
雑誌掲載記事
ポアディージャ・デル・モンテ(マドリード)の村長アントニオ・ゴンサーレス・テロール氏も大矢画伯を高く評価しています
大矢 邦昭 (おおや くにあき)プロフィール
1951年 山梨県甲府市生まれ
甲府南高、千葉工大(電子工学)、マラガ大(スペイン語)に学ぶ。
20歳頃から独学で油彩画を始め、1980年に美術的造詣を更に深める為にスペイン・マラガへ。
翌年セビリアに移住。画家・評論家・歴史家・実業家等からなるグループ 「アルチ・アカデミア」 と交友が始まる。
1982年よりマドリードに暮らす。1994-96年 シルクロ・デ・ベジャス・アルテス(マドリード)でデッサンを研究。
1996-2000年 コンプルテンセ大学(マドリード)銅版画教授マヌエル・アイジョン氏に銅版画技術を習う。
1998年 ローマ法王に謁見・作品を献上、バチカン美術館に収蔵される。
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