作品仕様
技法 | カートンにミクストメディア(オイルパステル・油彩・アクリル) |
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画寸 | タテ 17.9 × ヨコ 14 cm (F0号) |
額寸 | タテ 32 × ヨコ 27 cm |
サインなど | 自筆サイン有り |
状態 | 良 |
その他 | 額付き |
作者・大矢邦昭画伯からのコメント
あやめのめざめ
我家の庭には、一般的な紫色のあやめのほかに黄色のあやめもあり、毎年咲いて目を楽しませてくれる。勿論、1年を通じて折々に土をいじくったりの手入れ等をしている。四季を通じて朝昼晩と、花のないあやめや蕾をつけたあやめ、そして開花したあやめを、日常茶飯事の様に毎年毎年眺めては過ごしている。
そんなある日突然、輝いているあやめに気付いた。いつもとは違う感じで、後光と言うよりも、その黄色の花びらの内から明かりがにじみ出る様に射していた。思わず近くで凝視してしまったが、柔らかそうなその花びらから黄色の明かりが漏れている様な感じだった。まるで、絵に描いてちょうだいとアピールしている様だった。その美しさには、何か大自然の法則と言ったものが隠されている様な予感をも感じて、長い期間考え込んだりもした。
このあやめに限らず自分を取り巻くものすべてが、ある日突然異なって見え、強烈な存在感を伴って迫って来るのを度々経験している。そしてやがては、ごく自然とそれらを題材にした作品が生まれる。何か理屈付け出来る説明があるかも知れないが、それにしても不思議なことだ。
運命に導かれてスペインへ...
30年以上暮らしても“スペインの魅力は尽きない”と語る画家・大矢邦昭。現在はマドリードを拠点に制作活動を展開し、スペイン・フランス・日本・米国及びベルギーで精力的に作品発表しています。
花の輝き、土の匂い、建物の力強さ...長年暮らし続けた画家だからこそできる表現。スペインの色彩と風をぜひ貴方のお手元でお愉しみ下さい!!
雑誌掲載記事
ポアディージャ・デル・モンテ(マドリード)の村長アントニオ・ゴンサーレス・テロール氏も大矢画伯を高く評価しています
大矢 邦昭 (おおや くにあき)プロフィール
1951年 山梨県甲府市生まれ
甲府南高、千葉工大(電子工学)、マラガ大(スペイン語)に学ぶ。
20歳頃から独学で油彩画を始め、1980年に美術的造詣を更に深める為にスペイン・マラガへ。
翌年セビリアに移住。画家・評論家・歴史家・実業家等からなるグループ 「アルチ・アカデミア」 と交友が始まる。
1982年よりマドリードに暮らす。1994-96年 シルクロ・デ・ベジャス・アルテス(マドリード)でデッサンを研究。
1996-2000年 コンプルテンセ大学(マドリード)銅版画教授マヌエル・アイジョン氏に銅版画技術を習う。
1998年 ローマ法王に謁見・作品を献上、バチカン美術館に収蔵される。
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