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大矢邦昭(おおや くにあき) 「海の見える聖堂」 ミクストメディア F0号

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スペイン南部・グラナダ県。アルハンブラ宮殿のあるグラナダ市にほど近いイジョラにあるエンカルナシオン教会。塔の部分は1541年頃に作られた。青く澄み渡る大空を飛翔する鳥の目から見える風景をイメージして描かれた作品。

作品仕様


技法 カートンにミクストメディア(オイルパステル・油彩)
画寸 タテ 17.9 × ヨコ 14 cm (F0号) 
額寸 タテ 32 × ヨコ 26.5 cm
サインなど 自筆サイン有り
状態
その他 額付き

作者・大矢邦昭画伯からのコメント

海の見える聖堂

この作品に描かれている聖堂は、スペイン南部アンダルシア地方のグラナダ県にあるイジョラ(Íllora)の町のエンカルナシオン教会(Iglesia de Encarnación)である。

教会の北側に位置する坂道を後ずさりしながら登ってこの聖堂を見続けた。どのアングルも魅力的な建物だ。堅固な造りでどっしりとしていて、何とも歴史を感じさせる。

うっとりと見とれている時に、ふと鳥瞰図(ちょうかんず)が頭に浮かんだ。高台にあるこのイジョラの南に広がるグラナダ沃野( Vega de Granada / ベガ・デ・グラナダ )を越え、更に南のアラマ山地( Sierra de Alhama / シエラ・デ・グラナダ )を越えるとすぐ足許に洞窟で有名なネルハがあり、そして地中海の熱帯海岸( Costa Tropical / コスタ・トロピカル )が広がる。鳥になれば、その眺望が見えるかも知れない。

スペイン語では教会は女性名詞として表現する。だから、聖堂のあなたには海が似合う。熱帯海岸の海が似合う。

【イジョラの位置】 マドリードから南に車で約420km


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■マドリードからグラナダまで■

急行列車Altaria(アルタリア)で約4時間30分(約500?)
※参照:トーマスクック・ヨーロッパ鉄道時刻表

運命に導かれてスペインへ...

30年以上暮らしても“スペインの魅力は尽きない”と語る画家・大矢邦昭。現在はマドリードを拠点に制作活動を展開し、スペイン・フランス・日本・米国及びベルギーで精力的に作品発表しています。
花の輝き、土の匂い、建物の力強さ...長年暮らし続けた画家だからこそできる表現。スペインの色彩と風をぜひ貴方のお手元でお愉しみ下さい!!

雑誌掲載記事

ポアディージャ・デル・モンテ(マドリード)の村長アントニオ・ゴンサーレス・テロール氏も大矢画伯を高く評価しています

大矢邦昭 スペイン在住画家 雑誌掲載記事
ソロ・ボアディージャ誌

大矢 邦昭 (おおや くにあき)プロフィール

  

1951年 山梨県甲府市生まれ

甲府南高、千葉工大(電子工学)、マラガ大(スペイン語)に学ぶ。

20歳頃から独学で油彩画を始め、1980年に美術的造詣を更に深める為にスペイン・マラガへ。

翌年セビリアに移住。画家・評論家・歴史家・実業家等からなるグループ 「アルチ・アカデミア」 と交友が始まる。

1982年よりマドリードに暮らす。1994-96年 シルクロ・デ・ベジャス・アルテス(マドリード)でデッサンを研究。

1996-2000年  コンプルテンセ大学(マドリード)銅版画教授マヌエル・アイジョン氏に銅版画技術を習う。

1998年 ローマ法王に謁見・作品を献上、バチカン美術館に収蔵される。

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