ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)公式認定、特別に贈る限定200部
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クリムトの風景画作品の中でも、美的センスを遺憾なく発揮した名作
「ヒマワリの咲く農家の庭」 の特徴的な正方形の画面は、決して任意に選択されたものではありません。厚紙を切り抜き正方形のファインダーを作り、風景を覗いて、そこから決定づけたものでした。
それは密室的な落ち着き、安定性などの印象を強めます。小さいながらも心地よい 「私だけの部屋」 、ひとつの部屋に家族が身を寄せ合うような暖かさを感じさせてくれます。
クリムトにとって風景というテーマは、自らを優しく迎え入れてくれる憩いであり、癒やしを与えてくれるものだったのではないでしょうか。
百花繚乱 -自然につつまれる極上のくつろぎ
本作は、クリムトが残した多くの静謐(せいひつ)な風景作品の中でも、特に華麗でクリムトの装飾的美的センスを遺憾なく発揮した名作だといえます。画面いっぱいに湧き上がる瑞々しい花々にあたたかく包み込まれる感覚は、まさに極上のくつろぎと言えるでしょう。きらめく生気を与えてくれる百花繚乱の 「色彩のシンフォニー」 。ぜひお手元でお楽しみください。
ベルヴェデーレ宮殿所蔵、屈指の名作
●原画を所蔵する、ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)から正式な複製画制作の許諾を受け、美術館が保証する正式画像を使用しています。 「クリムト 没後100周年」 を記念し、限定200部のみにて提供します。
●世紀末芸術、クリムト研究の第一人者、千足伸行氏(美術史家/成城大学名誉教授・広島県立美術館館長)の監修を得て制作しました。また同氏による詳細な作品解説が添付されます。
●最新の複製技術 「彩美版©」 により、質感や濃淡の深みなど微細な表現にいたるまで再現しています。職人によるシルクスクリーン手刷りを施し、色鮮やかで格調高い仕上がりが実現しています。
●熟練した職人技術によるハンドメイド仕上げ、安心の国内生産による額を採用。手貼り金箔に、表情豊かな古美加工を施した上質な特注額が、より一層ルノワールの世界観を引き立てます。
ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)公式認定証
所蔵先の認可の証として認定書が額裏に付属されます。
ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)
「ベルヴェデーレ(美しい眺め)」 という名のとおり、ウイーンを一望できる小高い丘に立つ宮殿です。オイゲン公の夏の離宮として18世紀に建てられました。幾何学模様のバロック式庭園を挟んで上宮と下宮に分かれていますが、どちらも現在は 「オーストリア絵画館」 として使われています。
「ヒマワリの咲く農家の庭」 や 「接吻」 が展示されているのは上宮の 「19・20世紀美術館」 です。クリムト作品だけでも24点所蔵し、世界最大のクリムト・コレクションとして知られています。下宮には 「中世美術館」 と 「バロック美術館」 があります。
作品仕様
- 【技法】 彩美版©シルクスクリーン手刷り
- 【限定】 200部
- 【画寸】 タテ 49 × ヨコ 49 cm
- 【額寸】 タテ 62.5 × ヨコ 62.5 × 厚さ 3 cm
- 【重量】 3.3kg
- 【用紙】 キャンバス
- 【額縁】 特注木製額金箔貼りハンドメイド仕上げ、アクリル付き(日本製)
- 【監修・解説】 千足伸行(美術史家/成城大学名誉教授・広島県立美術館館長)
- 【制作】 共同印刷株式会社
- 【原画所蔵】 ベルヴェデーレ宮殿
原画について
クリムト 「ヒマワリの咲く農家の庭」
画寸: タテ 110 × ヨコ 110 cm
額寸: タテ 120 × ヨコ 120 cm
制作: 1907年
所蔵: ベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)
彩美版©とは
「彩美版©」 は共同印刷株式会社の登録商標です。
画材の質感と豊かな色調を再現するために生み出された新時代の画期的な技法による複製画です。本作制作においては、原画を所蔵するベルヴェデーレ宮殿(オーストリア絵画館)から正式に提供された画像データを使用しています。彩美版©の特徴である最新デジタル加工処理技術と高精度プリント、さらには手刷りによるシルクスクリーンを加え、 「ヒマワリの咲く農家の庭」 に表された豊かな色彩やクリムトの筆使い、原画の持つ鼓動までをも表現しています。
作品解説 千足伸行
クリムトが56年の生涯に残した作品(油彩)はおよそ250点。その中には未完成作、習作、下絵的な作品や戦争で失われた作品も多く、完成作となると200点を少し超える程度である。その中で風景画は50点余り、つまり完成作のほぼ4点に1点は風景画ということになる。
(中略)
クリムトの風景の多くは映画『サウンド・オブ・ミュージック』の舞台ともなった風光明媚なザルツカンマーグートを舞台としている。毎年夏には家族や生涯のパートナーだったエミーリエ・フレーゲとここを訪れ、アッター湖や湖畔のヴィラなどは彼の気に入りのモチーフであった。しかし数の中で最も多く、今も昔も人気が高いのが庭に咲く色とりどりの花の絵で、これもその1点である。(後略)(付属解説書より抜粋)
千足 伸行(せんぞく のぶゆき)
美術史家/成城大学名誉教授・広島県立美術館館長。東京都出身。1940年生まれ。東京大学文学部卒業後、TBSを経て国立西洋美術館に勤務。1970年西ドイツ政府給付留学生としてミュンヘンに留学。国立西洋美術館主任研究官、成城大学文芸学部教授を経て、現在、成城大学名誉教授・広島県立美術館館長。主な企画展に、 「英国 ウェールズ国立美術館所蔵 ターナーからモネへ」 (2017年)、 「大エルミタージュ美術館展」 (2017年)、 「デトロイト美術館展」 (2016年)等。
主な著書
もっと知りたいクリムト 改訂版 (アート・ビギナーズ・コレクション)
主な監修
クリムト原寸美術館 100% KLIMT! (100% ART MUSEUM)
グスタフ・クリムト(Gustav KLIMT) 1862~1918
1862年 オーストリア・ウィーン郊外、バウムガルテン生まれ。
1883年 弟エルンストと友人とともに 「芸術家」 カンパニーを設立。建築現場装飾の仕事を始める。
1894年 ウィーン大学講堂の装飾天井画を制作( 「哲学」 「医学」 「法学」 )。大学にはふさわしくない作品であるという教授らの激しい反対を発端に国内で大騒ぎとなる。
1897年 ウィーン美術連盟を脱退。他の芸術家とともにウィーン分離派を設立し初代会長に就任。
1898年 分離派の第1回展覧会開催。クリムトをはじめ、ロダン(フランス)やクノップフ(ベルギー)など当時大活躍していた芸術家の作品が展示される。
1907年 肖像画 「アデーレ・ブロッホ・バウアー?」 が世界最高価格の美術品となる。
1908年 ウイーン美術展で 「接吻」 を発表。
1911年 ローマの国際美術展に 「生と死」 を出展。大賞受賞。