柔らかな赤色に包まれた詩的風景画
「色彩で詩を描く」と評されるフランス現代具象派の巨匠、ポール・ギヤマン(Paul Guiramand)によるオリジナル・リトグラフ。
馬に乗る人、草上に憩う人、小舟に身をゆだねる人が点在し、それぞれが自然と調和している姿が印象的です。
木々の深い青とは対照的に、画面全体を包む柔らかな赤が、甘美な夢のような穏やかな雰囲気を漂わせ、どこか楽園的なものを感じさせる作品。
まるで時の流れさえも止まってしまったかのような、ポール・ギヤマンならではの詩情豊かな風景画です。
作品仕様
- 技法
- リトグラフ
- 画寸
- タテ 46.5 × ヨコ 65 cm
- 額寸
- タテ 76 × ヨコ 95.5 cm
- サインなど
- 作家直筆サインあり
- 限定
- 120部
- 状態
- 良
- 付属品
- 額付き(額縁カラー:緑がかったマーブル調×ゴールドライン)
- モチーフ
- 風景、動物、馬
ポール・ギヤマン (Paul Guiramand) 1926-2007
若き日のローマ賞受賞とパリ画壇での躍進
1926年、フランス北部のサン=カンタンに生まれる。パリ国立美術学校(エコール・デ・ボザール)にて、巨匠モーリス・ブリアンションに師事。早くからその才能を開花させ、1952年(26歳)で若手芸術家の権威である「ローマ賞」を受賞。これを機にイタリアへ留学し、独自の色彩感覚と造形美を追求した。
1953年(27歳)頃から本格的な作家活動を展開。青年絵画展、サロン・ドートンヌ、サロン・ド・メ、時代証人画家展といった主要な展覧会に次々と出品し、現代パリ画壇で国際的に活躍する画家の一人としての地位を揺るぎないものとした。
ムルロー工房での挑戦と「色彩の詩人」への軌跡
1957年(31歳)の時にシャガールやピカソも手がけた名門「ムルロー工房」で初めてのリトグラフを制作。卓越したデッサン力と、赤・青系統を主体とする官能的で華やかな色彩は版画においても遺憾なく発揮された。
馬、女性像、ヴァイオリンのある静物といったモチーフを、叙情性豊かな表現で描き出すその画風は、日本でも「色彩の詩人」として極めて高い人気を誇る。
主な作品収蔵先
パリ市立近代美術館、パリ国立図書館(版画資料室)、シカゴ・アート・インスティテュート、ニューオータニ美術館(2014年閉館)、ほかフランス国内(ナント、ブザンソン、トゥルーズ等)の主要美術館









