《デルフトの眺望》を、格調高い復刻画で楽しむ
最新技術と熟練職人の伝統技術を融合させた、本物のような輝きを感じさせる復刻画です。飾りやすいサイズでありながら、フェルメール《デルフトの眺望》がもつ原画の風格を見事に再現されています。
原画のもつ風格を見事に再現
詳細なデータをもとに最新のデジタル技術を駆使し、原画のもつ臨場感を忠実に再現されています。油絵用の布地キャンバス生地に顔料を吹きつけ、さらにその上から原画に使われている天然のラピスラズリを熟達の絵師が着彩しました。
原画が忠実に再現された高精度な画面と色彩の復刻に至るまで、本物の素晴らしさを徹底的に追求して制作されましたこの作品は、普通の複製画ではご満足いただけない本物志向の方にオススメです。
原画と同じ天然ラピスラズリの着彩で、本物の輝きが甦る
自然界にわずかしか存在しない青色
“星の煌めく天空のかけら”といわれたラピスラズリ石。古代エジプトでは神に捧げられ、王族のみが所有を許された神秘の力を秘めた宝石でした。また17世紀当時は金よりも高価とされた大変貴重なものでした。
数多くの美術館や寺院の所蔵品修復などを手がけてきた絵師が天然ラピスラズリを着彩しています。
マウリッツハイス美術館正式認証
マウリッツハイス美術館
オランダのハーグに位置し、ヨハン・マウリッツハイス公の邸宅として1640年頃建てられた館を美術館とし、公の名をとりマウリッツハイス美術館と名付けられました。壮大で豊かな歴史を醸し出す雰囲気を持つ、17世紀建造のエレガントな建物をギャラリーに変え、ヨハネス・フェルメールの『真珠の耳飾りの少女』、『デルフトの眺望』、レンブラント『ニコラス・デュルプ博士』、ヤン・ステーン『牡蠣を食べる少女』など世界的にも有名なオランダ黄金時代の傑作の数々をコレクションしています。
「デルフトの眺望」 解説
現存するフェルメールの風景画はわずか2点。20世紀フランスの世界的文豪プルーストをして「世界で最も美しい風景画」と言わしめた、まさに油彩風景画の代表作です。デルフト…フェルメールが生まれ、生涯を通して愛した町。1654年火薬庫の大爆発で変わり果てたこの町の復興を願い、描かれたといわれる「デルフトの眺望」。
技巧と細工も素晴らしく、本来、人の目では確認できない光の点描や、心地よい陽の光の輝き、色彩のコントラストには目を奪われます。さらに、大気と水の色調、建物と人物、諸事情が絶妙な調和を示しており、臨場感を最大限に引き出しております。まさに最高傑作といえるでしょう。
のちのフランスの評論家トレ・ビュルガーや20世紀最大の贋作事件を引き起こしたファン・メーへレンも、この作品に魅了されたと言われています。“一度見たら忘れられない”名画がここにあります。
くらべてみました。原画と復刻画
作品仕様
- 技法
- ジークレー、岩絵具手彩色(天然ラピスラズリ)、メデューム加工(絵画保護の役割)
- 画寸
- タテ 36 × ヨコ 42.5 cm
- 額寸
- タテ 52 × ヨコ 58.5 × 厚さ 2 cm
- 用紙
- 油絵用布地キャンバス
- 額縁
- 重厚感漂うダークブラウン仕上げ、樹脂製
- 限定
- 500部
- その他
- 裏面に限定番号入りの奥付証紙付き
- 制作
- 大塚巧藝社
- 原画所蔵
- マウリッツハイス美術館(オランダ・ハーグ)
- 原画制作年
- 1660~1661年頃
フェルメール研究の第一人者、小林頼子氏による推薦のことば
フェルメールは、裕福な市民階級の女性を描いた17世紀のオランダの風俗画家である。明澄な北欧の光射し込む部屋、その窓辺で独り日々の営みに心奪われる彼女たち。地塗りから彩色に至る慎重な絵具の塗り重ね、考え抜かれた構図が静謐感と作品の完成度を高める。じっくり丁寧に制作する寡作の画家を思わせる。実際、現存作品も30数点しかない。
今回は、フェルメールの青の魅力を際立たせる顔料、ラピスラズリを熟練の絵師が手彩色で施したという。マウリッツハイス美術館所蔵の原画を偲ばせるに十分な風格を備えた、心躍る復刻の試みである。
小林頼子(こばやし よりこ)
フェルメール研究の第一人者
2000年「フェルメール論」、「フェルメールの世界」で音楽・演劇・美術等の分野において、優れた芸術論評を発表した人に対して贈られる吉田秀和賞を受賞。目白大学教授。
ヨハネス・フェルメール (Johannes Vermeer) 1632-1675
デルフトでの謎に包まれた生涯
父レイニール・ヤンスゾーンと母ディフナ・バルテンスの第二子として、オランダ・デルフトに生まれ、新教会で洗礼を受ける。父は織物職人であったが、宿屋と画商も営んでいた。1653年、21歳で結婚すると同時に、画家の組合である「聖ルカ組合」に入会。その才能は早くから認められ、1662年には最年少で組合の理事に就任するなど地元デルフトで確固たる地位を築いていた。
17世紀オランダ絵画を代表する画家。生涯のほとんどを故郷デルフトで過ごしたが、フェルメールに関する文献資料は極めて少なく、その私生活や人物像の多くはいまだ謎に包まれている。
光の魔術と至宝「フェルメール・ブルー」
現存する作品はわずか三十数点にすぎないが、いずれもやさしい光の質感と静謐な空気感に満ちた傑作として高く評価されている。作品に特徴的な青色は、「フェルメール・ブルー」とも呼ばれ、当時「金よりも高価」と言われたラピスラズリが用いられている。この贅沢な青は、当時としては極めて異例であり、フェルメールが光と色彩にどれほど強いこだわりを持っていたかを物語っている。
不朽の名作《真珠の耳飾りの少女》
代表作《真珠の耳飾りの少女》は、フェルメールならではの柔らかな光に照らされた一瞬のまなざしと、完成度の高い色彩表現によって、フェルメール芸術を象徴する世界的名画として知られている。
200年の忘却と奇跡の再評価
生前は地元で一定の評価を得ていたものの、没後は美術史から長く忘れ去られ、作品がレンブラントなど他の画家の名前で取引されることもあった。しかし19世紀半ば、フランスの美術史家トレ=ビュルガーによって「デルフトのスフィンクス」として見出され再評価が進んだ。200年もの忘却の時を経て蘇った奇跡の画家という歴史もまた、現代の人々を強く惹きつけてやまない理由となっている。
主な作品収蔵先
マウリッツハイス美術館(デン・ハーグ)、アムステルダム国立美術館、ルーヴル美術館(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなど。









