カミーユ・イレール　（Camille HILAIRE）　1916～2004

フランス　メッツ生まれ

パリのエコール・デ・ボーザール（国立芸術大学）でアンテルステレールのもとに学び、さらに学外でアンドレ・ロットに師事する。

1942年サロン・ドートンヌ初出品、その後アンデパンダン展、サロン・ド・メ、サロン・デ・チュイルリー、コンパレゾン展、時代証人画家展などで活躍。

作家活動を続けるかたわら20年以上の間ナンシーおよびパリの国立芸大教授をつとめた。

キュビズムから出発した秩序あるコンポジションと正確なデッサンに加え、印象派の流れをくむ微妙な光と色彩の表現が特徴。緑や水面が特に美しい風景画に人気がある。

作品の主な収蔵美術館は、パリ国立近代美術館、パリ市立近代美術館、イル・ド・フランス美術館他フランス各地の美術館、アメリカ・プリンストン美術館など。