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ヨハネス・フェルメール（Jonannes VERMEER) 1632～1675

父レイニール・ヤンスゾーンと母ディフナ・バルテンスの第二子としてオランダ・デルフトに生まれ、新教会で洗礼を受ける。父は織物職人であったが宿屋と画商も営んでいた。

1653年に21歳で結婚し、同年に画家の組合である聖ルカ組合に入る。1662年、最年少で組合の理事に就任。

生涯のほとんどを故郷のデルフトで過ごした。残念ながらフェルメールに関する文献資料が極めて少ないため画家本人の詳しいことはほとんど明らかにされていない。現存する作品はわずか三十数点。そのどれもがやさしい光の質感に満ちた傑作として知られている。レンブラントと並び17世紀のオランダ美術を代表する画家。

デルフトの新教会 Nieuwe Kerk, Delft

フェルメールが洗礼を受けた新教会です。オランダ建国の祖ヴィレム1世を始め、オランダ王家一族が眠る教会として有名です。デルフトの中心、マルクト広場に面して建てられています。

オランダ・デルフトの新教会

写真：デルフトの新教会（撮影：mayumi_nihonbookart）

所在地：

Markt 80, 2611 GW Delft

フェルメール・センター Vermeer Centrum Delft

マルクト広場の近くには、フェルメール・センターがあります。

フェルメールは生涯で40～60枚の絵を描いたと推定されています。フェルメール・センターでは、現存する37作品の原寸大レプリカを時系列に見ることができます。アトリエが再現されたコーナーもあります。

フェルメールセンター　オランダ・デルフト

写真：フェルメール・センター、デルフト（撮影：mayumi_nihonbookart）

フェルメール・センターのある場所は、かつて「ギルドハウス」でした。「ギルド」とは職業団体の組合のことで、フェルメールが組合仲間と集まっていたのが「ギルドハウス」です。

デルフトの芸術家たちは「聖ルカ組合」に所属することになっていて、フェルメールは「聖ルカ組合」の理事も務めました。

フェルメール・センターの建物の正面部分は、17世紀時代の「ギルドハウス」に似せて作られたそうです。正面の屋根に近い部分に「St. LUCAS GILDE」聖ルカギルド、という文字が見られます。

(参考:フェルメールセンター発行資料, 文責:mayumi_nihonbookart)

所在地：

Voldersgracht 21, 2611 EV Delft

公式HP（英語）：

https://www.vermeerdelft.nl/en/